食と栄養と健康

なぜ食・栄養が治療のメジャーになり得るのか?

We are what we eat.

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一般的な医療では、栄養はあくまでも治療をサポートする脇役です。
でも、ホリスティックな医療では、食・栄養は治療のメジャーとして欠かせない1つの要素です。
フィジカルな体をこの世界に維持し、正常に機能させるための原材料は?
もちろん、毎日口にする食べ物と水です。
食べ物を口にするときによく
「カロリー摂らなきゃ」と言ったりしますが、
栄養素はエネルギーをつくるだけのものではありません。
私たちは毎日の食事から栄養素を消化し吸収し分解し再構成し、
体のすべての要素をつくり、システムを構築しています

たんぱく質の働き

例えば、3大栄養素の一つたんぱく質
マッチョなボディビルダーやハードなトレーニングをする人にとっては、筋肉増強の為にももちろん必要ですが、万人にとって心身の健康と美容の為、体のシステム維持の為に必須という認識がありますか?
たんぱく質は消化によってアミノ酸にまで分解され、体の中で再構築され、

  1. 構造たんぱく
    コラーゲン(骨・皮膚・歯・髪など)
    核タンパク質(DNA,RNAの原材料)
    細胞構成たんぱく質(筋肉・皮膚・内臓などの細胞の構造)
  2. 機能たんぱく
    酵素(消化酵素・代謝酵素・抗酸化酵素など)
    生体防御因子(抗体・補体など)
    ホルモン(インスリン・成長ホルモンなど)
    酸素・栄養素の運搬(アルブミン・ヘモグロビン)
    受容体・情報伝達物質
    他・・・

こうして挙げるだけでも、たんぱく質が体の構造を保ち、システムを正常に動かすのに欠かせないことがわかります。
男女問わず、炭水化物大好き派では日常的なたんぱく質摂取と同時にたんぱく質代謝に必須のビタミンB群の不足が疑われます。
こういった人は
疲れやすい
冷え性
婦人科系の異常
うつやイライラなどメンタルの不調
風邪をひきやすい、治りにくい
胃腸機能の低下
他、様々な不調が出る可能性がありますが、まずはお薬を飲む前に、
自分の普段の食生活を見直してみる必要があります。

これだけでなく、現代人は多くの人が潜在的に「現代型栄養失調」であると言われています。
3大栄養素だけでなく、ビタミン、ミネラルなど体に必須の栄養素の不足や質の低下は、あらゆる不調や機能不全による病気を招きます
しかし、こうした栄養素の不足を一般的な現代医学ではほとんど見つけることができませんし、一部の疾患に関わるもの以外は重要視もしてきませんでした。
それを見つけることができるのが、分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)です。

分子整合栄養医学(オーソモレキュラー)とは

 

分子整合栄養医学は、1960年代に米国のライナス・ポーリング博士・カナダのエイブラム・ホッファー博士らが提唱し、実践されてきた栄養療法です。ポーリング博士は54年にノーベル化学賞を受賞した世界的な生化学者です。
英語では、オーソモレキュラー療法(Orthomolecular nutrition and medicine)
=生体内に正常にあるべき分子(molecule)を至適濃度(ortho)に保つ充分量の栄養素(nutrition)を摂取することで生体機能が向上し、病態改善が得られる治療法(medicine)。

私たちの病気や老化は分子レベルの栄養不足によるシステムエラーによって起こっていると考えられ、その異常は血液検査によって捉えることができます。
生体を構成する基本単位である細胞を分子レベルで捉えることが可能で、その血液検査を元に必要な栄養素を至適量まで補給することで、細胞の合成や修復を促進し、体のシステムの不調を整え、様々な疾患を治すことが可能です。

原因不明と言われた母の劇的な改善

私の母は、中学生の頃に薬害を経験してから
体のシステムに異常をきたし、その後もずっと現代医学では説明がつかない辛い症状に苦しんでいました。
東京の様々な大学病院に行きましたが、結局は「原因不明」
時には「精神的なものでしょう。精神科に行きなさい。」と言われたこともあり、毎晩自殺したいと思うような症状と戦っていました。
そんな母を治したいと思い、私は医者になりましたが、
(その頃母はすっかり医者不信でしたので、猛反対されたのですが!)
大学3年生の頃に母が今は日本では絶版となっているアメリカの臨床医で数万の症例にオーソモレキュラー療法を実践してきたアデル・デービス女史の健康家族新書 Let’s Get Well」 という翻訳本と出会い、その方法を実践したところたった3ヶ月で劇的に症状が改善したという経験があります。
その経験から、私は西洋医学絶対主義ではなくなり、栄養療法を始めとした様々なホリスティック医学に興味を持ち、病気を根本から解放するための方法を模索するようになりました。
私自身、乳児湿疹、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーを母が全て食養生で完治させてくれた幼少期からずっと母の英才教育(?)を受けてきた影響も大きいと思います。
(今思えば、乳児湿疹は当時の粉ミルクによる亜鉛欠乏、母乳を飲めなかったための腸壁のバリア機能未熟によるリーキーガット症候群による食物アレルギーと診断が出来ます。)

母の経験は1人の経験ですが、すでに何万人もの人がこの療法で救われていることは見逃せません。
母のような特殊な状態でなくても、日常的な不調や生活習慣病、様々なアレルギーや免疫疾患、またがんなどにおいても、栄養素のバランスを整えることで身体が本来のシステムを取り戻します。

分子整合栄養医学の基礎的な知識は皆さんの日常な健康維持にとても役立ちますので、1つ1つ紹介していきたいと思います。

日本人は、外国人から「臭いっ!」って思われてるの、ご存知?
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新著発売


『日本人はなぜ臭いと言われるのか〜体臭と口臭の科学』(光文社新書)
「におい」は健康のバロメーター
原因と対策を一挙公開!

《本書の中の「驚愕の事実」》
◆日常的に口臭がある人ほど、自分の口臭を感じなくなる。
◆一番嫌われるのは汗臭。若い女性の100%が「許せない」。
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◆ケアしない口の中には4千億以上の細菌。濃度は便以上。
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【内容】
調査によれば、在日外国人の7割が「日本人の口臭にがっかりした経験」があるという。

35歳以上の日本人の8割が歯周病とのデータもある。
無臭社会日本、と言われるが、本当にそうなのか。
「自分は臭わない」「外国人に比べれば体臭は少ない」との思い込みは正しいのか?
「加齢臭」「ミドル臭」「スメハラ」などの言葉が流行する昨今、
「気にしすぎ」と一刀両断してよいのか。
医師の視点でみると、口臭や体臭は、健康のバロメーター。
体の「危機」を知らせるシグナルだ。
表面的ではない、真のにおい対策は、根本的な健康増進につながるのである。
本書では、予防医学を専門とする内科医が、
そもそもにおいとは何かにはじまり、におい物質と嗅覚や脳の関係、
また口臭や体臭の種類や原因となる疾病と対策について、わかりやすく解説する。
6月13日発売(6月1日予約開始)
『日本人はなぜ臭いと言われるのか〜体臭と口臭の科学』(光文社新書)

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