波乗りだよ、人生は
‘You can’t stop the waves, but you can learn how to surf.’
by Jon Kabat-Zinn
波は止められないが、サーフィンの仕方は習得することができる
by Jon Kabat-Zinn
Jon Kabat-Zinnは、マサチューセッツ医学大学大学院教授で、同大学マインドフルネスセンターの創設所長。
禅・ヨーガを極め、マインドフルネス瞑想を、医療と社会の現場の中に導入した先駆者。
そんなJon教授のお言葉です。
波が来るのは摂理だから抗えないが、自分次第ですいすいサーフィンしながらご機嫌に波を乗りこなすか、波に巻き込まれるかは違います。
波乗りには、
波の見極めがいる
技術がいる
ブレない体幹と必要なところにムダのない筋肉、
そしてしなやかな身のこなしがいる。
人生の波を乗りこなすのも、一緒かと。
波が来るのは避けられませんし、小波だけじゃなく、大波も来るし、時には嵐に巻き込まれることもあります。
それは、人の自由意志ではどうやっても抗うことはできません。
でも、その波に対して無難に対処できるか、それとも溺れてしまうのかは、人生のサーフィンの技術を持っているかどうかによって大違い。
それには、
自分自身の中心軸・在り方
心の持ち方・使い方(認識の仕方)
そしてそれに伴う判断と行動
が大切だと思います。
本当の自分自身とつながるブレないアイデンティティを持つことができれば、自ずとどんな荒波が来ようが動揺することなく、強くしなやかに対処できます。
状況を的確に見極める目を持てば、この波をやり過ごすか、はたまた乗るか、ただ流されるかも迷わず選択ができます。
もちろん、大嵐が来たら何をやっても避けられず、溺れることだってあります。
サーフボードにしがみつくことすら必死で、かなりの気力体力を奪われるかも知れません。
それでも、止まない嵐はありません。
気がつけば宝島に流れ着き、新しい出会いとアドベンチャーが待っているかも知れません。
そう、人生はアドベンチャー。
それぞれの肉体を使ったロールプレイングゲームのようなものですが、誰もがルールを教わらずにフィールドに立たされます。
はじめは誰もがゲームとも気付かずにただ右往左往していますし、世界地図も持っていません。
そして、だんだんと経験の中で、あれ?ナンダコレハ?と少しずつ気づくことになっています。
私について言えば、母親の病気をきっかけに、病気とは何かを探求するうちに、人とは何か、この世界とは何か、という探求が始まり、徐々にロールプレイングゲームとしてのこの世界のことが分かるようになってきました。
人生ゲームのルールブックが、人生のサーフィンの方法ですが、これを知っているか知っていないかで全く人生も生き方も在り方も変わってきます。
それが分かれば、人生のサーフィンはごきげん!自由自在に波乗りができるようになります。
大波を怖がる必要もなく、
ど〜〜〜ンと来い、ビッグウェーブ!
という気持ちで、困難な状況を楽しむ余裕が出てくるかも知れません。
私の趣味のサーフィンは、まだまだ今年始めたばかりで下手くそなのですが、、、
でも、上手くいけば、こんな風に乗ることもできますよ。
いつか、チューブのような大波に乗れる日まで、
これから人生というロールプレイングゲームのルールブックを読み解きながら、一緒にアドベンチャーに旅立ちましょう!