生活習慣病の栄養と予防・治療

生活習慣病は、体が崩壊に向かう慢性の病気

体は常にスクラップ&ビルド

site-1707146_640

世界が常にスクラップ&ビルドされているように、
体も古いものが壊れるから、新しいものが作られ、常に新しい状態に維持されています。

これが、新陳代謝であり、生命活動そのものです。

特に、常にスクラップ&ビルドされているのは、体のたんぱく質
常に分解と合成が同時に行われています。
分解と合成が行われるプロセスを「代謝」と言います。

  • 分解=異化=破壊のプロセス
    =大きな物質をバラバラにすること
    バラバラにするプロセスでエネルギーが作られる
  • 合成=同化=創造のプロセス
    =エネルギーを消費して、元素や低分子の物質から
    より高分子の大きな物質を作ること

異化(破壊)=同化(創造)のバランスがとれていると、
体は一定の状態に維持されます。
(恒常性・ホメオスターシスが保たれている状態でもあります。)

一方、異化>>>同化となり、破壊が亢進するのは、

  • 糖尿病などの生活習慣病
  • 感染症の炎症
  • 自己免疫、アレルギー性疾患などの免疫疾患
  • ストレス状況下

などです。
老化現象も同じですね。
同化が停止し、異化だけになることが、即ち「死」です。

逆に、同化>>>異化となり、創造が活発になるのは、

  • 子供の成長期

ですね。

ホルモンには、体を異化させるもの、同化させるものがあります。

異化ホルモン

  • アドレナリン
  • コルチゾール
  • 甲状腺ホルモン など

    だから、ストレスがかかってアドレナリンやコルチゾールが出ると異化が高まります。
    また、甲状腺機能亢進症(絢香さんがなったバセドウ病など)ではどんどん痩せていきます。

同化ホルモン

  • インスリン
  • 成長ホルモン
  • アンドロゲン

糖尿病は、同化ホルモンであるインスリンの働きが低下し、異化が亢進する病気です。

その他、異化が亢進するストレス状況下、感染症などの炎症が長引く場合や、アレルギー・自己免疫疾患などの免疫系の病気では、
たんぱく質がどんどんと崩壊していくので、それに追いつくだけのたんぱく質補給が必要になります。

追いつかなければ、体の構造が壊れ、心身のシステムがますますうまく回らなくなります。

たんぱく質の働きをおさらいすると、『なぜ食・栄養が治療のメジャーになり得るのか?』でもお話したように、たんぱく質は体の構造と心身のシステム構築に不可欠。

1)構造たんぱく:体や細胞の骨格・構造を作る

  1. コラーゲン(骨・皮膚・歯・髪など)
    コラーゲン鍋食べても、消化されてアミノ酸に分解されてしまうので、そのままコラーゲンにはなりません!
    たんぱく質が不足すれば、コラーゲンは作れません。
  2. 核タンパク質(DNA,RNAの原材料)
    遺伝子の原材料もたんぱく質。
    新しい細胞を作るためには遺伝子の複製が必須だし、すべての体のたんぱく質を作るのもDNA/RNAがひな形。
  3. 細胞構成たんぱく質(筋肉・皮膚・内臓などの細胞の構造)
    60兆個の細胞を維持するのに必須。

2)機能性たんぱく:体や心のシステムを作る

  1. 酵素(消化酵素・代謝酵素・抗酸化酵素など)
    たんぱく質が不足したら、消化酵素が不足してますますお肉などが消化できずに食べれなくなる悪循環に。
    エネルギー代謝にも、活性酸素を消去するにもたんぱく質が必須。
  2. 生体防御因子(抗体・補体など)
    たんぱく質不足は免疫力低下で風邪など引きやすくなる。
  3. ホルモン(インスリン・成長ホルモンなど)
    糖尿病の人は、たんぱく質が壊れて分解されやすい(異化亢進)
    でも、インスリンを作るにもたんぱく質がいるので、不足しないよう摂ること。
  4. 酸素・栄養素の運搬(アルブミン・ヘモグロビン)
    たんぱく質の不足で、細胞は酸欠に。
    栄養も運べない。
  5. 受容体(ホルモンなどがくっついて作用するところ)
    インスリンなどのホルモンやコレステロールなどが働くために必要。
  6. 神経伝達物質(セロトニン /GABA/ドーパミンなど)
    脳の栄養失調の回でも説明したように、感情を左右する神経伝達物質はたんぱく質が原材料。不足でメンタルの不調や不眠に。
  7. エネルギー源
    摂取カロリーが不足するとせっかく摂ったたんぱく質がエネルギーとして使われてしまう。
    骨格筋を分解してしまうので、筋肉量が減少してますます痩せにくくなる。

これら全てがうまく回らなくなるのが、異化>>>同化の状況
バランスを摂るには、普通より多くのたんぱく質をとるようにしてください。

Presidentオンライン・東洋経済など
各メディアで話題の書籍
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


『日本人はなぜ臭いと言われるのか〜体臭と口臭の科学』(光文社新書)
「におい」は健康のバロメーター
原因と対策を一挙公開!

《本書の中の「驚愕の事実」》
◆日常的に口臭がある人ほど、自分の口臭を感じなくなる。
◆一番嫌われるのは汗臭。若い女性の100%が「許せない」。
◆加齢臭やミドル臭は、食生活やライフスタイルが原因。
◆ケアしない口の中には4千億以上の細菌。濃度は便以上。
◆歯周病菌は、糖尿病、動脈硬化、認知症やがんにも関連。
◆強すぎる香水や芳香剤は、もはや「香害テロ」認定。
【内容】
調査によれば、在日外国人の7割が「日本人の口臭にがっかりした経験」があるという。

35歳以上の日本人の8割が歯周病とのデータもある。
無臭社会日本、と言われるが、本当にそうなのか。
「自分は臭わない」「外国人に比べれば体臭は少ない」との思い込みは正しいのか?
「加齢臭」「ミドル臭」「スメハラ」などの言葉が流行する昨今、
「気にしすぎ」と一刀両断してよいのか。
医師の視点でみると、口臭や体臭は、健康のバロメーター。
体の「危機」を知らせるシグナルだ。
表面的ではない、真のにおい対策は、根本的な健康増進につながるのである。
本書では、予防医学を専門とする内科医が、
そもそもにおいとは何かにはじまり、におい物質と嗅覚や脳の関係、
また口臭や体臭の種類や原因となる疾病と対策について、わかりやすく解説する。

 

ピックアップ記事

  1. 口臭・体臭の対策一挙公開!においからのヘルスケア
  2. 人類の意識の拡張、進化〜Neoの覚醒
  3. ホンマでっか!?TVのonAirは4月17日です

関連記事

  1. 食と栄養と健康

    脳の栄養失調が不眠やメンタル不調の原因に

    脳の栄養失調が不眠やメンタルの不調の原因に!?これといって…

  2. 食と栄養と健康

    感染対策に常備したい「オリーブ葉エキス」とは?

    2017年、あけましておめでとうございます!インフルエンザやノ…

  3. 食と栄養と健康

    その五月病、副腎疲労かも!?

    とにかく疲れる新年度、そのわけは?新年度は、新生活、新しい人間…

  4. ライフスタイル5.0

    脳のエンジンをフル稼働させるオイルチャージMCTオイルの選び方

    「脳の栄養はブドウ糖だけ。」なんて、古典生化学や古典栄養学の考…

  5. 子どもの発育と健康

    貧相な食、孫世代の腸に祟る可能性

    「自分の体だから、自分の好き勝手したからって、文句言われたくない」…

  6. 食と栄養と健康

    お知らせ:食育大学2期募集

    「食べることは生きること」愛情溢れる食卓が健全な人間の育成…

新著発売


PRESIDENT,東洋経済,日経ビジネスアソシエ他各メディアで話題沸騰。
日本人は、臭くないはず!?でも、意外な盲点が明らかに。35歳以上の8割に口臭リスクあり。
生活習慣で体臭も悪化する。悪臭に香害問題など、
においは、自分事を超えた社会事。
においからのヘルスケアで、心身ともに健康に。そして、社会も豊かに。

  1. ライフスタイル5.0

    腸内環境改善に最重要!若さと健康のカギは菌の「多様性(ダイバーシティ)」にあり
  2. 人間の解剖・世界の解剖

    空気が読めるは美徳なのか!?嫌われたくない症候群
  3. 女性の生き方

    年齢と戦う「アンチ・エイジング」から年齢と共に生きる時代へ
  4. ライフスタイル5.0

    完全無欠コーヒーBulletProofでパフォーマンスを最大化
  5. 口臭

    口臭に注意!大腸がんの影に歯周病菌の存在。
PAGE TOP