女性はいつの時代も「美しくありたい」と思うものですね。
一方、夫婦のケンカ・離婚の原因の第1位は「価値観の不一致」ですね。
さて、女性が美しさの呪縛から解放されることが、どうして夫婦の離婚問題解決になるのでしょうか!?
まずは、美についての考察。
世界の’美’はとんでもなく醜い!?
このヴィーナス、「美しい」ですか?
美の女神・ヴィーナスだから、美しいに決まっていますか?
「醜い!」という意見があるとしたら、その人がおかしいですか?
でも、もしこのヴィーナスが現代日本に生きていたとして、
若い女性達に意見を聞いたら?
「醜い!」
「お腹出てるし、太りすぎ!」
「もっと痩せなきゃダメ!」
とか、言われそうではないですか?
現代女性は、特に華奢で贅肉のないモデル体型に憧れている人が多いので、このヴィーナスはその美の基準からしたら明らかに太りすぎ。
安定感のある安産体型ですが、お腹や太ももまわり、「やばくない!?」
でも、ボッティチェリがこのヴィーナスを描いたルネサンス期のイタリアでは、女性は女性らしくふくよかな贅肉がついていた方が美しいとされていました。
その他の絵画に出てくる天使や女性も、みんな今でいうとぽっちゃりふくよかですよね。
美のために女性を強制的に肥満化にする国
そんな日本と比較して、世界には「肥満女性こそ美しい!」とする国があります。
ゴーギャンが愛したタヒチもその一つですね。
中でもきわめつけは、砂漠の国・モーリタニア。
この国では、太った女性こそが美しいという伝統的な価値観があるので、少女を強制肥満化する悪習があり、親が子供を虐待をしてでも太らせているケースもあるようで・・・
政府の必死の対応で、強制肥満化の悪習は減ってはきているようですが、それでも「女性は太ってこそ美しい」という価値観は根強く、多くの若い女性たちも強く「太りたい!」と思っているようです。
日本と真逆ですね!
日本の女性のほとんどは世界的にみて痩せている方だし、
標準体重や美容体重よりも細いのに、
「もっと痩せなきゃ!」と食べないダイエットや下剤や利尿剤を使ったダイエットなど、誤った方向に行って病気になる人も多くいますね。
どちらにせよ、思い込みです!
毛深い・つなぎ眉・すきっ歯が美人!?
- キューバ:毛深い女性がセクシー!!!
日本では必死に脱毛していますが・・・ - タジキスタン:繋がった眉毛が美人!!!
ハーブを煎じて眉毛の間に塗り込むことで魅力がアップするそうな。
うん・・・なんか、愛嬌あるね・・・。
こち亀の両さんっぽいですが。
- 欧米:すきっ歯が美人!
日本だと必死に矯正したくなりますが、
「前歯の隙間からは幸運が舞い込む」ということで。
逆に日本ではキュートの代表のような八重歯はドラキュラを連想するから不吉な象徴とのことで、矯正するそうです。
ジョニー・デップの元奥さん・フランスの元スーパーアイドル・ヴァネッサ・パラディやフランスの至宝・ジェーン・バーキンもすきっ歯美人の代表。
マドンナに至っては、整形までして前歯に隙間を作ったそうですよ。
絶対的な美はない!全ては環境で決まる
こんな風に、いつの時代も女性達はその時代時代、その土地土地の「美の基準」に振り回され、追い込まれていますね。
平安時代の美人など、今の時代からしたら下ぶくれの「おてもやん」です!
でも、「美の基準」は時代・文化・社会など、人をとりまく環境が決めるもの。
絶対的な美しさなど存在しません!
あなたの’美しい’は、誰かの’醜い’です。
美の基準と夫婦の価値観の不一致
それぞれの「美の基準=美のものさし」どうやって作られたのかといえば、生まれてからこれまでINPUTされたあらゆる情報が原料です。
人というコンピューターにINPUTされる情報は全て5感を通してですが、この場合は、
- 視覚情報
- 聴覚情報
がメインですね。
生まれてからこれまでにINPUTした、
- 両親から聞いた言葉や会話
- 家庭や学校の教育
- 教室や職場での言葉や会話
- 好きな人からの言葉や会話
- メディアの情報や本の情報
- 国の風習や文化
- 時代的な価値観
これら全てが、それぞれの経験や体験を通して、心の中に一人一人の価値観・基準=ものさしを作ります。
人それぞれに環境は異なり、経験や体験は全く違うので、全く違うものさしが作られます。
そんなふうにできた自分自身のものさしの範囲内だと、
自信満々!こんな自分が好き!
っとなるのですが、
ちょっとそのものさしからはみ出ようものなら、
自信ない〜。。。イケてない・・・。凹む〜
っと自己否定になってしまうのです。
価値観の不一致は当たり前!が夫婦を救う
で、夫婦の離婚原因の1位=価値観の不一致!について。
はじめのうちは、ものさしのあっているところだけ見て
「気があう〜!」とか「好き=!」とかやっていたわけです。
でも、だんだんと、愛情が冷めてくると、自分のものさしと相手のものさしの違うところばかりが目につくようになり、
「もう、全っ然合わない!」「何考えてるのあいつ!」「嫌い!」「きもい!」とかなる訳です。
これは、あらゆる価値観について、同じです。
- 自分のものさしの範囲内であれば、「OK,好き,○」
- 自分のものさしの範囲外であれば、「NG,嫌い,×」
となります。
- 誰かのものさしが、自分のものさしと合っていると「気が合う!」「いい人」
- 合わないと「無理〜!理解不可能!」「変な人!」
となります。
でも、人はすべての経験などできない上に、五感を通した限られた情報しかINPUTできないので、すべての情報を持っている人などいません。
だから、
すべてのものさしは不完全です!
だから、絶対的なものなど、人の意識や思考の及ぶ範囲には存在できません!
という人間の不完全さに対する理解がみんなにあれば、
価値観の違いは当たり前!
だから、夫婦の離婚問題の第1位は解決!
この世の中のあらゆる争いは究極的には価値観の戦いですから、
それらもマルッと解決!
そして、自分自身の価値観に自分自身が追い込まれることもなく、
自分との戦いも解決!
世界にも自分にも平和が訪れるのですが・・・。
(さらには、実はこの思い込みが信念となり、病気の原因となる意識を作っていますから、思い込みから解放されることは、病気や不調を解決するのにも役立つのですが・・・これは、また次の議題にしまして。)
まぁ、人間ですから、わかっていても受け入れがたいこともあるし、ご無理はなさらずに。
でも、知っているか知らないかで対応変わりますよね?
とりあえず、
すべての女性は美しい!
(みんな同じ根源なのに)みんな違って、みんないい!
それを認められたら、夫婦の争いごともあらゆる争いごとも解決!
が、本日の結論でしょうか。