人間の解剖・世界の解剖

ゲノムが明かすヒトと細菌の蜜月関係♡

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過度な除菌は危険!ヒトは菌まみれで生きている

「除菌しよう!」
「殺菌しよう!」
CMではこんなフレーズをよく聞きますから、細菌といえばいかにも悪者っぽいイメージになっていませんか?
確かに、有害な微生物は腐敗を起こし、ヒトに病気をもたらす原因になります。
でも、これだけは太古から変わらない事実。
ヒトは菌にまみれて生きていて、菌なしでは生きられません。
菌はヒトを守り、人を育て、人を助ける大切なヒトの一部。
それらを壊す過度な除菌はむしろヒトにとって有害になってしまうのです。

人類の数より多いヒト一人の常在細菌叢


人のあらゆる器官に共生する常在細菌叢(マイクロバイオーム)の数、なんと!!!

  • 口腔:100億個
  • 胃:1万個
  • 小腸:1兆個
  • 大腸:100兆個(最多!)
  • 皮膚:1兆個
  • 膀胱・生殖器:1兆個

菌の種類はなんと!

  • 口腔:700種類以上
  • 消化器:1000種類以上
  • 皮膚:150種類以上

たった一人の体には、全世界の人口よりも人種よりも多くの細菌達が共生しているのですね。

ゲノム解析が明かすヒトと細菌の蜜月関係

太古から変わらない事実の真価は、これまでヒトの技術不足でよくわかっていませんでした。
培養が難しいため、ヒトにとってどのように働くかが不明だったので、2の次3の次に考えられてきました。
その結果、抗生物質の乱用や過度な除菌・殺菌によって常在細菌叢が乱れ、ヒトの健康が損なわれる結果になってしまったのです。
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その真価を明らかにしたのは、最新のゲノム解析でした。
古典科学をベースにした医学が本質をみていないように(こちらの記事参照)、要するにこの世界は美しいシステムが完全に出来上がっているのに、人知が及んでいないということですね。
ゲノム解析による国際的な研究によりヒトの青写真である遺伝子だけではなく、これまでブラックボックスだった常在細菌(マイクロバイオーム)の全貌が明らかになってきたのです。
2008年日本を含む各国共同で国際コンソーシアムが設立され、ゲノム解析により、ようやく、1000種類以上のヒトの常在細菌が特定できるようになり、、、、、
常在細菌のどえらい!働きがわかって大慌て!
常在細菌はヒトと共に超有機体(ヒトメタゲノム)を形成し、個々のヒトの体や心、遺伝子の応答にまでも作用しているということが分かってきたのです。
これにより、ヒトはヒトだけでは生きられないことが明らかになり、医学のパラダイムシフトが起こったのです。

既に各学会などでは超ホットなトピックスなのですが、
研修に来ている研修医くんに聞いてみたら、大学ではほとんど習った記憶がないと言っていました。
旧帝大系でマイクロバイオーム研究も盛んな大学ですが、まだ研究段階のことが多いからか、学生には教えていないようですね。
もったいない!

腸内細菌はあなたの生きた物語

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腸内細菌を特定すれば、ヒトが特定できるというほどに、腸内細菌は多種多様。

  • 生まれ育った環境(特に6歳まで)
  • 家族(主に母親)の常在細菌叢
  • 食生活歴
  • ライフスタイル
  • 抗生物質などの薬剤投与歴
  • 年齢
  • 民族

などの個人個人の遺伝的体質やライフスタイル、環境が腸内細菌叢の特性を決めています。
腸内細菌叢の特性は、あなたの物語です。

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健康なヒトは豊かな森林である

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豊かな森林を観察すると、それは健康なヒトと同じだとわかります。

ヒトの手の及ばない原生林に入ってみると、土がふかふかです。
落ち葉や木の実が土壌に暮らす微生物や虫たちによって分解され、発酵し、ミネラルや有機物が豊かな土壌ができます。
その土壌から草木の根っこが養分や水分を吸い込み、
枝を伸ばし、
葉を茂らせ、
季節になると実をつけ、
その実を動物が食べ、
その糞が土に落下し、葉や実が落下し、
有機物や微生物が混ぜ混ぜになって、
また土壌が豊かになる・・・

この世界のあらゆるシステムは、一緒なので、
この構造、ヒトにもある!
それが、腸内環境とヒトの体の関係です。
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  • 土壌環境=腸内環境 
    食物を腸内の細菌が耕している。
    腸内細菌はヒトの栄養になるミネラルや有機物を合成している
  • 根っこ=小腸の絨毛上皮
    ここから栄養分を吸収する
    本当に根っこみたいな構造です
    水分は大腸から吸収。

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  • 草木の葉脈=血管
    養分を運ぶ
  • 葉っぱや実=細胞や臓器・器官

豊かなエコシステムは森林と一緒!
だから、細胞や内臓を元気にしたいと思ったら、腸内環境を良くすることがとっても大事なんですね。

農作物を育てることも同じです。
最も自然なのは、微生物を使った完全な循環型農法ということがわかります。
これまで殺虫剤、農薬を撒いてきましたが、それでは土壌を耕し、ミネラルや有機物などを生み出してきた有用微生物までもが死んでしまいます。
だから、最近の野菜には昔のような栄養がないことが問題になっているんですね。

日本には日本の気候風土にあった環境の微生物がいて、豊かな森を育て、作物を育てていたのです。
酒や味噌を発酵させる酵母や乳酸菌も、日本に土着する微生物です。
有用な微生物による発酵を受けた食品は、発酵しない状態よりもミネラルやアミノ酸などが増えるので、食べたヒトを元気にしてくれます。
微生物は、その土地の環境に合わせながら、ヒトを育て、文化を育ててくれているのですね!

やはり、研究が進歩すれば進歩するほど、
ヒトは自然の法則に従っている方が賢いということに気づいてくるようです。

’Anti-抗’から’Sym-共に’の時代へ

これまでヒトは、微生物の悪者の面にフォーカスして戦うことを考えてきました。
抗生物質=Anti-biotics
Anti=抗・戦・反 
の意味で、これまでの戦争や争いが絶えなかった二元論的世界観に通じます。
でも、最新の科学は、Anti-の世界観ではヒトがもはや生き残れないことを明らかにしています。

すべてのものと共に生き、すべてが循環し、共に進化・発展するエコシステムを目指す姿勢は、
Sym=共に・一緒に
の意味で、
Synchronize(同調・同時性)シンクロナイズし、
Symphony(交響曲)シンフォニーを奏で、
Sympathy(共感)シンパシーをもたらします。

これからは微生物と共に生きるSymbiotics(シンバイオティックス)の時代です。

この分野はホットトピックスで、目からウロコな情報がたくさん。
とっても面白いので♡
このブログでは、医学の最新研究などを紹介しながら、Synbiotics時代の新しいライフスタイルをこれからも提案していきたいと思います。

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【発売秘話】こっそり
我が家の夫は、私の言うことを全く聞かず、超不健康でメタボ化してました。
「健康」には興味ないくせに、口臭や体臭は気にしていました。
口を開くと、臭い!
脱いだ服から加齢臭プンプン!
私からすれば、口臭や体臭は、体の不健康の現れなのに。
それなら、口臭対策・体臭対策をすることで、
結果、痩せて、カッコ良く、ヘルシーな体になっちゃえば!?
ということで、夫にヒントをもらい、本書を書きました。
これまで、私のヘルスケアの本など全く見向きもしなかった夫。
貪り読みました。
これまで散々言ってきたことなのに「なんで、教えてくれなかったんだ!」と文句を言われました。
で、マインドが変わりました。
行動が変わりました。
アル中気味、卒業!
甘いもの中毒、卒業!
ぐ〜たら、卒業!
1ヶ月で、まさかのマイナス6Kg!
においのない汗をかくようになりました。
おっさん卒業!

女性だって、年齢とともに、口臭、体臭対策が必要ですよ。

【内容】
調査によれば、在日外国人の7割が「日本人の口臭にがっかりした経験」があるという。

35歳以上の日本人の8割が歯周病とのデータもある。
無臭社会日本、と言われるが、本当にそうなのか。
「自分は臭わない」「外国人に比べれば体臭は少ない」との思い込みは正しいのか?
「加齢臭」「ミドル臭」「スメハラ」などの言葉が流行する昨今、
「気にしすぎ」と一刀両断してよいのか。
医師の視点でみると、口臭や体臭は、健康のバロメーター。
体の「危機」を知らせるシグナルだ。
表面的ではない、真のにおい対策は、根本的な健康増進につながるのである。
本書では、予防医学を専門とする内科医が、
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