腸内環境・常在菌・善玉菌

アトピーは腸から治す。基本の4Rとは?

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アトピー性皮膚炎を改善するために、皮膚だけにアプローチする時代は終わりました。
アトピー性皮膚炎で起こる全身性の炎症を改善するためには、
消化管へのアプローチが有効であることが最新研究で明らかになっています。

これまでの西洋医学のアプローチは、
ステロイドや免疫抑制剤の外用など主に皮膚へのアプローチだけでした。
私も皮膚科時代、病院に入院するほどひどいアトピー性皮膚炎の患者さんの全身にステロイドを塗りたくり、包帯でぐるぐる巻きにしていました・・・。
私自身も小さい頃アトピー性皮膚炎に苦しんだので、興味を持って皮膚科に入局したのですが、その当時は大学病院でも対症療法しかないことに落胆して、内科に転向したのです・・・。

アトピーなら、まずは腸を整える

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しかし、時代は変わりました。
ゲノム時代に突入し、腸内フローラ研究が進み、

アトピー性皮膚炎の人には

  • 腸内フローラの乱れや多様性の低下があること。
  • 腸の炎症が皮膚の炎症とリンクしていること。
  • リーキーガット症候群との関連があること。
    腸の壁のバリア機能が低下して、食物アレルゲンが血液中に漏れてしまい、炎症を起こすなどが分かってきました。

私自身のアトピー性皮膚炎について振り返ってみても、確かに腸内環境は悪かったと思います。
母乳で育たなかったため、乳児期にビフィズス菌が十分に増えなかったのだと思いますが、下痢ばっかりしていました。
腸のバリア機能も弱くリーキーガット状態だったと思いますが、ほとんど食べれるものがないくらい食物アレルギーだらけでした。
それを克服したのは、母が徹底的に実践してくれた食事療法です。
胚芽米に野菜たっぷりの1汁5菜くらいの素朴な田舎の食事。
今思えば、これは腸内環境の改善食。
食物繊維や発酵食品、ビタミン・ミネラルたっぷりの食事でした。

アトピーは全身で戦争が起きている

Treg

アトピー性皮膚炎は、皮膚だけでなく、全身に炎症が起きている状態です。
炎症を担うのは、免疫細胞のうち外敵をやっつける戦士的な役割をする細胞たちです。
それらが、本来敵ではないものに対しても外敵とみなして戦っている状態です。
アトピー性皮膚炎の人は、特に皮膚を舞台にして戦火が広がっているようなものです。

では、なぜ戦士たちが闇雲に暴れてしまうのか?
それは、重要な抑制役・調整役が役立たずになっているからです。
無駄に戦争が起きないようにブレーキをかけ、お目付役として平和を維持している免疫細胞:制御性T細胞Treg=Tレグと呼ばれます)

アトピー性皮膚炎の人では、Tregの数が減少し、機能が低下しています。
その為に、炎症を起こす2型のヘルパーT細胞(Th2)が増加しています。

腸の周りには体の免疫細胞・免疫系が集中していますから、腸の状態が悪いと、これらがシステムエラーを起こして、全身に戦火が広がってしまうのです。

腸の炎症はなぜ起きる?

腸の炎症は、腸の周りの免疫細胞が、間違った敵を攻撃することで起こります。
間違った敵とは、主に食べ物。
本来、食べ物は、私たちの体の原材料なのですから必需品であり、味方です。
だから、腸の中に食べ物が入っても、腸の周りにある免疫細胞は食べ物を攻撃しないシステムを作ります。

ですが、条件が整うと誤って食べ物を攻撃し始めます。

  1. 有害な細菌やカンジダ菌などの増殖
    特にカンジダ菌の増殖が関連します。
    カンジダ菌は通常は悪さをしない菌ですが、増えすぎると問題に。
  2. 消化不良
    消化機能の低下で、消化酵素が十分に働かず、食べ物のタンパク質が十分に消化されずに小腸に突入してしまう。
    アトピー性皮膚炎で胃が弱いという人は、要注意。
  3. 腸内フローラの防御壁の崩れ
    食物が直接、腸管の壁に接しないように、腸内フローラが層になって防御シートを作っています。
    腸内フローラのバランスの乱れで防御シートが破れると腸の壁に食物が直接接してしまい、その下にいる免疫細胞が反応し始めます
  4. リーキーガット症候群
    腸の壁は、外界と体内を隔てる防御壁ですが、小腸の上皮細胞の結合が十分でないと、その隙間から未消化のたんぱく抗原が血液中に入ってしまい、免疫細胞に外敵として攻撃されてしまう

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4R:やるべき消化管へのアプローチ

4つの基本のRがあります。

  1. Remove(除去):悪玉菌やカンジダ菌の除去
  2. Replace(補填):消化酵素を補う・消化不良を改善
  3. Reinoculate(植菌):腸内フローラの育成
  4. Regenerate(再生):腸の壁の再生・修復

1.Remove(除去):悪い子に退いていただく
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  • カンジダ菌のエサを絶つ
    砂糖や炭水化物をエサとします。
    これらが大好きな人は、まずは1週間、決断して絶ってみましょう。
    食べる習慣がなくなると、そこまで欲さなくなります。そこまで頑張る。
  • カンジダ菌をマイルドに殺菌する
    ココナッツオイル(ラウリル酸やカプリン酸がカンジダ菌を殺菌)
    オリーブ葉エキス(天然の抗生物質と言われるが真菌にも有効。抗生剤のように全て殺菌してしまう訳ではなく、有用で安全)
    シナモン・オレガノ・生ニンニク

2.Replace(補填):酵素を補充・消化を助ける

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  • まずよく噛む
    30回以上噛むことで、唾液の中の酵素と食物がよく混ざり、胃以下での消化を助けます。
  • ストレスをリリース
    胃や腸はストレスで高まる交感神経の刺激で活動が低下します。
    リラックスすると高まる副交感神経の刺激で活動が活発になります。
    ストレスリリースを定期的に行い、入浴や睡眠などでしっかり体をゆるめること。
  • 消化を助ける酵素を補う
    1)消化酵素は、保険処方できます。
     (病名として、機能性ディスペプシアなどがつく場合)
    2)タンパクの消化を助けるタンパク分解酵素を摂取する
    サプリメントで接種する方法・食物から摂る方法があります。
    タンパク分解酵素を多く含む食べ物は?
    果物:パイナップル・キウイ・パパイヤ・イチジクなど
    野菜:大根・タマネギ・山芋・生姜など
    発酵食品:納豆・味噌・塩こうじなど
    これらを加熱せず食べることで消化酵素が摂取できます。
  • アルコールや過食などをなるべく避ける
    胃に負担をかけるアルコールや一度に消化できないほどの過食を避ける。

3.Reinoculate(植菌):菌ちゃんを育てる

Human feces consist of undigested food residues and a great variety of bacteria. SEM shows a very large proportion of the bacteria and, thus, a high health hazard that the bacteria may contaminate food sources if hygienic rules are not adhered to, particu

  • プロバイオティクス(善玉菌自体を摂取)
    発酵食品やプロバイオティクスのサプリメントなどを補う。
    ヤクルトが研究しているL92乳酸菌は、アトピーの改善効果も研究されています。
  • プレバイオティクス(善玉菌のエサを摂取)
    食物繊維(特に水溶性):海藻・果物・野菜・きのこ・こんにゃくなど
    オリゴ糖:オリゴ糖甘味料や玉ねぎなど

3.Regenerate(再生):腸の壁の補修工事
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  • 水溶性食物繊維
    以前の記事(こちら)に書いたように、海藻などに含まれる水溶性食物繊維は、腸内フローラの働きで、短鎖脂肪酸に分解され、これが腸の壁の栄養となることで壁を補修し、制御性T細胞(Treg)の働きを高め、炎症を抑えます。
  • Lグルタミン
    腸の壁の一番の栄養となり、壁を補修するアミノ酸。
    (グルタミン酸でもグルタミン酸ナトリウム(味の素)でもないので注意)
    これはリーキーガット症候群で、食事のアレルギーがあったり、食事で下痢をする人には必須と言えます。
    食品から摂ろうと思うとタンパク質を過剰摂取することになるので、これはLグルタミン単体で補う必要があります。
    腸の栄養にしたいので、食間や食前に摂る方が効果的です。
    病院などでも使われ、Lancetやjournalなどの著名な医学雑誌でも研究報告が色々あります。

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原因と対策を一挙公開!

《本書の中の「驚愕の事実」》
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◆強すぎる香水や芳香剤は、もはや「香害テロ」認定。
【内容】
調査によれば、在日外国人の7割が「日本人の口臭にがっかりした経験」があるという。

35歳以上の日本人の8割が歯周病とのデータもある。
無臭社会日本、と言われるが、本当にそうなのか。
「自分は臭わない」「外国人に比べれば体臭は少ない」との思い込みは正しいのか?
「加齢臭」「ミドル臭」「スメハラ」などの言葉が流行する昨今、
「気にしすぎ」と一刀両断してよいのか。
医師の視点でみると、口臭や体臭は、健康のバロメーター。
体の「危機」を知らせるシグナルだ。
表面的ではない、真のにおい対策は、根本的な健康増進につながるのである。
本書では、予防医学を専門とする内科医が、
そもそもにおいとは何かにはじまり、におい物質と嗅覚や脳の関係、
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