かくれ貧血・貧血

マタニティブルー・産後うつは、かくれ貧血!?

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マタニティブルーや産後うつ、自分のメンタルが弱いせいだと思っていませんか?
最近、出産経験した女性の皆さんとお話する機会が多く、とにかく全員がかくれ貧血と思われる症状に悩んでおられました。
かくれ貧血について、知っているのと知らないのとでは大違い。
その心身のしんどさは、単純に鉄が不足しているだけかも知れません。
だとしたら、何ともったいないことか!

かくれ貧血チェックリスト

やってみましょう。
「げげ、私のこと!?」と、思いの外、当てはまる女性は多いはずです。

  1. 立ちくらみ・めまいがする
  2. 肩こり・関節痛がある
  3. 頭痛・頭重になりやすい
  4. くよくよ・うつうつとする、やる気がない
  5. カッとしたり、イライラしたりしやすい
  6. 寝つきが悪い、眠りが浅い
  7. 力が弱く、よく物を落とす
  8. シミができやすい
  9. アザができやすい
  10. 喉につっかえ感がある(錠剤などが飲み込みにくい)
  11. 冷え性である
  12. 体を動かすと疲れる
  13. 夕方になると疲れて横になりたくなる
  14. 月経前や月経中に不調がある
  15. 月経量が多い

いずれもかくれ貧血で起こりうる、鉄不足にまつわる症状です。
(15は、鉄を失う原因である月経についての質問です。)

当てはまる方は、「かくれ貧血にご注意!閉経前の女性は全員注意!」も参照して頂けたらと思います。
今日は特に、マタニティブルー産後うつについてお話ししたいと思います。

その抑うつ症状、単純に鉄不足かも!?

かくれ貧血で、抑うつ症状が出ている女性の場合、貯蔵鉄(フェリチン)がしっかり上昇すると明らかに精神状態が改善します。
これまで、精神科で「うつ」と診断され、「自分はうつになってしまったんだ・・・。」と考えている患者さん。
鉄が増えて、薬も不要になり、すっかり元気になると「私、うつじゃなかったの!?」とビックリされます。
鉄がしっかりあるのに抑うつ症状が出ている場合は、本当に「うつ」の可能性が高いですが、
鉄が不足している場合は、まず鉄を十分に増やしてみてほしいと思います。
同じようにストレスがある状況でも、しっかりと対応できるようになってきます。

特に、マタニティブルー産後うつ
つわりで食事が十分に食べられない場合や、産婦人科で体重を減らすように言われて妊娠中にダイエットしてしまう場合
赤ちゃんの発育に必要な必須の栄養素が不足すると、母体からドンドンと赤ちゃんに栄養が吸い取られます。
月経のある女性のほとんどは、そもそもが、かくれ貧血
妊娠・出産を経て、さらに鉄の蓄えが不足していきます。
引き続き、産後も母乳を通して栄養はドンドンと赤ちゃんに吸い取られ続けます。
鉄が不足すると脳内の神経伝達物質の分泌が低下します。

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  • セロトニンの低下は抑うつ
  • メラトニンの低下は不眠
  • ドーパミンの低下は幸福度の低下
  • ノルアドレナリンの低下はやる気の低下

を引き起こします。
もちろん、図にあるように、これらの神経伝達物質の原料であるタンパク質が不足したり、葉酸・ナイアシン・ビタミンB6などのビタミンB群の不足も同様に影響します。

特に、産後は慣れない子育てで手一杯になると、自分の食事がおろそかになり、パンやおにぎりだけで済ませてしまうお母さんも多いようです。
でも、お母さんの脳だけでなく、胎盤や母乳を通して赤ちゃんの脳や精神の発育にもこれらの栄養不足は影響します。
だから、お母さんが栄養不足で精神的に不安定だと、赤ちゃんも落ち着いかない赤ちゃんになりやすいのです。

  • 夜泣きがひどい
  • なかなか寝ない
  • すぐにグズる

など、余計に手がかかるようになり、お母さんは、ますます睡眠不足やストレスで追い詰められてしまいます。
さらに成長過程で、栄養が不足すると

  • 情緒や行動が落ち着かない
  • 学習機能の低下

などがみられ、注意欠陥性多動性障害ADHDなどと診断されてしまうこともあります。

確かに、
妊娠出産によるホルモンバランスの変化。
昼夜問わない授乳による睡眠リズムの乱れ。
慣れない子育てへの疲労や不安。
母になるというプレッシャー。
非協力的な家族への不満。
など、お母さんを追い詰める要素はいくつもあります。
でも、それに鉄不足が加わることで、簡単に精神が崩れてしまう要因になります。
「女性のほとんどは、かくれ貧血である。」と認識し、
普段から鉄を含めた栄養素の摂取を意識しましょう。

 

 

 

 

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