口臭

口臭に注意!大腸がんの影に歯周病菌の存在。

日本人は、外国人から口が臭い国民と思われていることをご存知ですか!?
まさか!とお思いでしょうが、調査によると、
4
割の在日外国人「東京オリンピックに向けて、日本人は口臭を改善すべき」と答えています。
オリンピックまでにこれを解決しないと、国際問題に発展するかも知れません!?
そこまで言うと大げさですが、自分自身にとってもこれは解決すべき問題ですね。

口臭の主な原因になっているのが、歯周病です。
日本人は、必死に歯磨きをしているにも関わらず、成人の半数以上深い歯周ポケットを保有しているとのこと。(8020財団Hp)
私自身も、恥ずかしながら、左の奥歯にちょっと深めの歯周ポケットがあり、ちゃんとケアしないと嫌な匂いがしてきます。
そのため、苦手な歯科にも定期的に通うようにしています。
歯科って、嫌ですよね。
あの音や歯にしみる嫌な感じ、小さい頃からのトラウマになっているかも知れません。
でも、歯医者には行くべき理由がたくさんありますから、1つずつお伝えしていきたいと思います。

歯周病は最近では、全身病の元と言われています。
口臭というエチケット的な問題で、周りに不快に思われるだけではありません。
糖尿病や高血圧、心筋梗塞など、生活習慣病のの悪化の要因になり、
口臭を放置すると、自分自身にも悪影響を与えてしまいます。
そして、この度、がんにまで関係することが明らかになりました。

腸内で、強い口臭の原因菌が増えていたら要注意

口の中の歯垢に住む歯周病の原因菌・フソバクテリウム属菌
強い口臭の原因にもなります!
これまで口の中だけで悪さをしていると思っていたのに、口以外の場所に出て行くと、もっと悪さをする可能性が分かってきました。
フソバクテリウムが口から下に侵入していたら、要注意です。
食道や大腸に入ると、食道がん大腸がんの発症や進展に関わることが明らかになっています。

フソバクテリウム属菌は、口腔内に多く、ある程度は腸内にも存在しますが、保有率はとても稀です。
例えば、腸内フローラ検査をすると、私など全く保有していないようです。
下のグラフの黄色の帯にフソバクテリウム門も含まれていますが、平均よりも少なく帯がありませんでした。

多くの方の腸内フローラ検査を見ていますが、黄色の帯は目立たないことがほとんどです。
ところが、稀にフソバクテリウム属菌がとても多い人がいます。


黄色の帯が太いのがわかります。
詳細な内訳をみると、腸内フローラのうち、3番目に多い6.73%を占める菌がフソバクテリウム属菌でした。

この方の場合、少し前に感染症で強い抗生物質(広域スペクトラム)を1カ月程度内服し、下痢を起こしていました。
胃も悪くなり、胃酸を抑える強い胃薬も長期内服しておられました。
前後の比較はできていないのですが、これらのエピソードが菌のバランスの変化に影響したと考えられます。

がんの組織から大量の口臭の原因菌を検出

最近、フソバクテリウム属菌は、大腸がんのマーカーとしての開発が進んでいます。
大腸に入ったフソバクテリウム属菌は、大腸の細胞内に侵入します。
そして、遺伝子を変化させることで、がん化やがんの進展に関与していると考えられています。
大腸がんの組織から、正常の415倍ものフソバクテリウム属菌が検出されたとの報告もあります。(1)
また、食道がんにおいても、フソバクテリウム属菌の感染が陽性のものがあり、それらは悪性度が高いことが報告されています。(
フソバクテリウム属菌は、炎症を誘発する遺伝子に影響を与え、炎症を促進することがわかっています。
例えば、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染があると炎症が起きて、がんが発生しやすいように、炎症が継続すると細胞はがん化します。
腸内に炎症を起こす潰瘍性大腸炎にも大いに関係しているとされるフソバクテリウム属菌は、炎症という名の体内戦争を起こす原因になっています。

フソバクテリウム属菌が消化管で増えるリスクがある人とは?

  1. 歯周病のケアをしていない人
  2. 胃酸が十分に出ない人
    ピロリ菌感染で萎縮性胃炎がある人
    H2ブロッカー(ガスターなど)やプロトンポンプ阻害薬(タケプロンなど)といった胃薬を飲んでいる人
  3. 抗生剤の内服で常在菌のバランスが崩れている人

特に、胃で細菌の侵入を防いでいる胃酸が十分に出ない人や、薬で抑え込んでしまっている人も要注意です。
通常は、胃は胃酸による「酸の海」ですから、口から入る細菌はほとんど殺菌消毒されてしまいます。
ピロリ菌感染による萎縮性胃炎があると胃酸分泌は低下します。
それから、病院でしょっちゅう処方される、H2ブロッカー(ガスターなど)やプロトンポンプ阻害薬(タケプロンなど)などの胃酸をがっつり抑える胃薬を飲んでいる人も要注意です。
多分、処方している先生は、効果以外は気にしていません。
絶対的に必要な場合でなければ、胃酸を抑えないその他の胃薬に変えてもらうのも良いと思います。
分子栄養療法医であれば、栄養素の吸収も妨げるこれらの胃薬はまず処方しません。
鉄の吸収を妨げ、隠れ貧血鉄欠乏性貧血のリスクを増やし、カルシウムの吸収を妨げ、骨粗しょう症のリスクを増やします。

また、安易な抗生剤の使用もリスクです。
フソバクテリウム属菌は、なかなか死にません。
抗生物質を飲むことで、他の菌が死に、むしろフソバクテリウム属菌が元気になるリスクの方が高いと考えられます。
抗生剤もよほど必要な場合でなければ、安易な内服や予防投与をお勧めしません。
腸内フローラは確実にダメージを受け、免疫系もバランスを崩します。

口腔ケアは、サボるべからず。
腸内フローラは、労わるべし。

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「におい」は健康のバロメーター
原因と対策を一挙公開!

《本書の中の「驚愕の事実」》
◆日常的に口臭がある人ほど、自分の口臭を感じなくなる。
◆一番嫌われるのは汗臭。若い女性の100%が「許せない」。
◆加齢臭やミドル臭は、食生活やライフスタイルが原因。
◆ケアしない口の中には4千億以上の細菌。濃度は便以上。
◆歯周病菌は、糖尿病、動脈硬化、認知症やがんにも関連。
◆強すぎる香水や芳香剤は、もはや「香害テロ」認定。
【内容】
調査によれば、在日外国人の7割が「日本人の口臭にがっかりした経験」があるという。
35歳以上の日本人の8割が歯周病とのデータもある。
無臭社会日本、と言われるが、本当にそうなのか。
「自分は臭わない」「外国人に比べれば体臭は少ない」との思い込みは正しいのか?
「加齢臭」「ミドル臭」「スメハラ」などの言葉が流行する昨今、
「気にしすぎ」と一刀両断してよいのか。
医師の視点でみると、口臭や体臭は、健康のバロメーター。
体の「危機」を知らせるシグナルだ。
表面的ではない、真のにおい対策は、根本的な健康増進につながるのである。
本書では、予防医学を専門とする内科医が、
そもそもにおいとは何かにはじまり、におい物質と嗅覚や脳の関係、
また口臭や体臭の種類や原因となる疾病と対策について、わかりやすく解説する。
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